不眠症|眠れない夜が続く経営者は、翌日の判断力から先に払っている
ビジネスで言うと
不眠症とは、眠れない状態が続き、日中の活動に支障が出る状態を指す言葉として使われる。経営の文脈では、問題は夜のつらさだけではない。寝つけない、途中で目が覚める、早く目覚めてしまう、といった夜が重なると、翌日の集中力、忍耐力、判断の精度が落ちる。部下への言葉がきつくなる、数字の見落としが増える、会議で話がまとまらない。眠れない経営者は、休んでいるようで翌日の会社から借金をしているのと同じ構造になる。その借金は、部下への当たりの強さ、確認の漏れ、商談での粘りのなさといった形で、利子付きで現場に返ってくる。
原因
要因はさまざまだとされる。資金繰りや人事の悩みを寝床まで持ち込む反芻思考、就寝直前までのスマホや仕事の連絡、カフェインや飲酒の習慣、生活リズムの乱れなどが、眠りにくさと関係する場合がある。眠るための酒が、かえって睡眠の質を下げる可能性が指摘されることもある。また、眠れないこと自体への焦りが次の夜の緊張を生み、「今夜も眠れなかったらどうしよう」という予期が眠りを遠ざける循環も起こりやすいとされる。体の病気や服用中の薬が関係する場合もあるため、長く続く場合は原因を決めつけないことが大事である(医師へ相談して)。
対策
まず、眠れない状態が続いて日中に支障が出ているなら、対策グッズで粘る前に受診を検討すること(医師へ相談して)。現場でできる工夫は、眠りを「頑張るもの」から「整えるもの」に変えることだ。
| 整え方 | 具体策 |
|---|---|
| 切り替え | 就寝1時間前は仕事の連絡と数字の確認を止める |
| 書き出し | 頭の中の心配事は紙に書き、続きは明日の時刻を決めて閉じる |
| 習慣 | 起きる時刻を先にそろえ、昼寝は短く浅く抑える |
| 環境 | 寝床は眠る場所と決め、眠れない時間を長く横になって過ごさない |
睡眠薬やサプリの自己判断での使い方は避け、使う場合も必ず相談のうえで判断すること(医師へ相談して)。
眠れない夜を根性で乗り切る経営者は強いのでない、翌日の判断を安売りしているだけだ。
今日一日では、経営者と働く人のこころのテーマを、仕組みと心理で読み解いています。個別の相談は soudan@kyou-ichinichi.com まで。毎日の読みものはメールマガジンでお届けしています(登録は今日一日のサイトから)。

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